入院物語

 Hello! 講師のYUKIです。


 いつもどおりの明るい登場ですが、実は2週間ほど入院生活を送っていた私です (;_;) 生徒の皆さまには、レッスンの休講等でご迷惑をおかけしてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。人生初のちょっとしたハプニングとでも言いましょうか。緊急手術になるという事態でありました。はじめての手術&入院生活を経験して改めて、普段している当たり前のいろいろなことに感謝の気持ちが溢れまくり、心身ともにデトックスされた2週間。無事、今週からレッスン再開!まだ不具合はあれど、子どもたちの元気パワーのおかげで超元気に復活です v(*^^*)v 一体何が起こったのか??ショートストーリーをお楽しみください(笑)

 

第1章・・・異変

 体に異変が起きたのは、遡ること2週間前の月曜日。朝からお腹に何となく違和感を感じながらも通常どおり教室へ向かい仕事を始めたのですが、お腹に定期的に激痛が走るもので、床に寝転びやすみやすみ、何とか痛みをごまかしながら子どもたちが来るのを待っていました。レッスンが始まるとあら不思議!お腹の痛みが吹っ飛んだ!子どもたちの無邪気な笑顔や元気パワーってすごいですねぇ。しかし・・・帰宅後もやっぱりお腹の調子が悪く、その夜は早めに休むことに。眠りについて数時間後・・・「イッターい!!」とまたもお腹の激痛で目覚め、小一時間ほど痛みが去ることを信じて我慢。結果、痛みが収まらないため緊急で病院行き・・・愛犬のららさんに、「ちょっと病院で治してくるから待っててね。」と言い残したものの、その後会えたのは2週間後・・・


 幸い、夜中でも検査をしてくれる病院だったので、ベッドの上で痛みに耐えつつ診断結果を待ちました。人生初のCT検査も体験することに。造影剤の “万が一起こるかもしれない” 副作用でまずビビり、使用をやんわり断ってみたが、それだとやっても意味がない、と返ってきたので仕方なく承諾。過去に拒否する患者はいなかったんでしょうね。。。みんな半笑い。そうなんです、私は子どもの頃から病院が大の苦手でして、大人になった今も採血するだけで貧血を起こす臆病者であります。そんな私ですから、何も悪いところはないと超前向きに苦しみ、先生にも超前向きな自己診断結果を伝えまくっておりました。が・・・、検査結果に心でこう呟いた。「マジか。。。」その後の流れは、とある事情により十分に予想されたものですから、ちょいとパニックを起こし、過呼吸で苦しむという。。。情けない。。。

 

 それからの時間はあっという間に過ぎていきました。すでに火曜日の朝を迎えており、外来診療も開始するなか、車椅子上でオエオエと苦しむ女が一人。疑われる病気を調べるため、その診療科へ向かったのです。そこで放たれた衝撃のひと言が・・・

 

 「今日の午後、緊急手術ですね。」


なんともふつーに、さらーっと、まるで「はい、580円になります。」的な流れでありました。手術ってなんすか!?!?!?!?!?(すみません、ホントこんな気持ちだった)しかし、そこで手術に対して抵抗する元気もなく、痛みが取れるのであればもうなんでもやってくれ!との気持ちまで落ち込み、そのままガラガラと病室まで運ばれていくのでした。ドナドナド〜ナ〜ド〜ナ〜・・・

 

第2章・・・手術

 手術・・・正直、怖い気持ちはものすごくあったが、不思議と落ち着いていた。おそらく、母と交代で来た父のあっけらかんとした態度のせいであっただろう。。。家族が付いていないとダメということで、ららさん救出に向かった母と交代で、ちょっと面倒くさい父が登場。この父もまた、病院が大の苦手なのである。血は争えない(笑)なので、早く帰りたがるのだ。病人である私が、「まぁ、もう少しの辛抱だから。」となだめるという。。。手術前の説明の場でも、それはまぁ好き勝手言っており、失笑である。もう少し真剣に心配しないものなのかと、ちょっと笑えた。こうして、残念ながら初めての手術は、父に見送られた。ドアが閉まる寸前まで、看護師さんに引き止められていたようだ。。。


 そこからはもう、ドラマの世界であった。見送ってくれた看護師さんがとっても明るく優しくて、「がんばってねー!!」と大きな笑顔で手を振って励ましてくれた。ありがたい。この時点でも意外と落ち着いた自分がいた。手術台に寝転ぶとすぐに、とても気持ちの良い温かい掛け布団のようなものを掛けられ、「お〜、ぬくぬくだ〜。」と心地よい瞬間だったのを覚えている。さて、いよいよ手術が始まるのだろうか!?心臓がちょっとドキドキし始めた。チームドラゴンが登場するのか!?(ドラマの見過ぎ)ドラマでは、「はい、カウントー!1、2、3・・・はい、落ちたー。」で麻酔で眠るはず。しかし、私は心のどこかで、そんなことがあるのか??と信じておらず、絶対そんなすぐに眠らん!!と思っていた。が、すぐ落ちた。そこからは何が起きていたのか全く分からず、次に目を覚ましたら、ひどい吐き気と痛みで号泣であった。母と姉の姿があったようだが、やはりそこに父はおらず。うまく逃げたようだ。


最終章・・・汁生活

 こうして手術も終わったわけですが、どうやら緊急手術の最中も、緊急手術が発生したらしく、そのため、入院がちょっと長引くことに。手術前に説明された “万が一あるかもしれない” リストのひとつが発生したよう。。。その夜は集中治療室で過ごし、看護師さんの “魔法の手” のおかげで一番苦しい状況を乗り越えることができました。どうしようもない苦しさでしたね。。。普通に戻れるのかなぁ、と弱気にもなるし、人生で一番落ち込んだ日。


 水曜日、一般病棟に移動。もう歩く練習をするはずだったが、起き上がった途端、またも吐き気と痛みが襲い、その日は断念。木曜日、ようやく数歩歩けるようになった。金曜日、もっと歩けるようになった。吐き気も治まった。土曜日、もっともっと歩けるようになった。体の色々な管も外してもらえた。そして、お腹が減るという、元気になる兆しも感じられた。でも、なかなか食事にはありつけず、ずっとおもゆ生活が続いた。私はこの生活を “汁生活” と呼ぶ。テレビで見る美味しそうな食事をおかずに汁をすする。お盆休みのせいか、ごはん系の特集が多かったのが良かったような、辛かったような・・・普通に食べることができない、それがどんなに辛かったものか。。。入院して1週間が経過した頃、やっと “汁生活” が “やや汁生活” となり、おかずまで登場した。あの最初の一口、忘れません。。。


あとがき・・・

 「食べる」、「歩く」、「眠る」、「笑う」、そんな普通のことが、痛みや吐き気でできなくなってしまう。でも、人間はすごい。ちゃんと回復するんだな!と身をもって知りました。今、こうして普段の生活に戻りつつあることに幸せを感じまくっています。この10年くらいを振り返ると、無理して頑張り過ぎることが多かったから、自分にごめんなさいの気持ちでいっぱいです。無理は禁物、そうしっかり自分に言い聞かせたいと思います。まだ体の状態はよろしくないので、油断せずに生活するよう努めます。


 病院では、たくさんの方にとてもとてもお世話になりました。手のかかる患者だったと思います。それでも常に優しく応えてくださり、励ましてくださった。そんな環境のおかげもあって、早めに仕事復帰できたのだと思います。みなさん、本当にありがとうございました!!


みんな、ありがとう☆

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ニコ イングリッシュ ポッド こどもから大人までの英会話教室

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