Put Yourself in Their Shoes

 Hello! 講師のYUKIです。


 今年の4月は、また初めてのことと向き合うこととなりました。桜という美しい存在すら忘れてしまう春をもう何度も経験しましたが、のんびりお花見ができることって幸せなことなんだなぁ、とつくづく思います。毎年訪れる桜たちも、もうきっと花筏となって流れていってしまっただろうなぁ。。。なんて、その風景を心の中で思い浮かべながら、静まり返った夜道を愛犬ららさんと歩いていました。歩きながらふと、小さな桜の木の下で足を止め、わずかに残る桜の花びらを見上げながら「初花見〜」ってららさんに話しかけるも、ブヒブヒ鼻息を鳴らして先を急ぐららさん。おいおい、ちょっとは季節の移ろいを共に感じようじゃないかと思いつつも、いつものららさんにちょっぴり心が和むスーパームーンの夜の話。純粋な存在がありがたい春です。


 教室はしばらくお休みです。こんなに長い間、子どもたちと会えないというのが初めてなものですから、レッスンをする時間がないだけで、最初はかなり調子が狂いました (^^;) レッスンはなくとも、やることはたんまりあります。考える時間も増え、この状況にどう対応していくかとか、先々のレッスンをどう進めていくかとか、いつこのウイルスとの闘いは終息をむかえるのかとか、エンドレスで頭を回転させ続けると、さすがの私も頭痛を生じるわけで。。。そうすると、感染に対する恐怖心も出てくるという、何とも体に悪い日々。なので、適当に体を休めることにしました。日頃の睡眠不足をこの機会に取り戻してみせる!と意気込んで寝てみるも、、、初老ですから、6時間もしたら目が覚めるという、、、悲しき初老の朝。。。


 辛いとき、悲しいとき、疲れちゃったとき、私を救ってくれるのが “笑い” です。こんなときも、思いきりワハハハ笑って、一瞬でもいいから気分を上げたい。なのに、私が大好きな笑いを小さな頃から与え続けてくれた大好きなおじさんが、このコロナウイルスのせいで天国へと旅立ってしまいました。私も同じ気持ちだよ、カトちゃん。「コロナが憎い」。絶対にあってはならないことだったのに、絶対にこんなことにならないと思っていたのに、テレビのニュース速報でその悲しい訃報が流れたとき、大粒の涙がこぼれました。今でも受け入れられないんですよ。笑いで生きているもので、その中心にいらっしゃった方なので、ね。なんでかな、なんでかな、ってずっと心の中でつぶやいています。


 バカ殿様は、変なおじさんは、ひとみばあさんは、天国から今の日本をどんな気持ちで見ているのかな。「だいじょぶだ〜」って、ひょっこり出てきてはくれないだろうか。テレビを観る時間が増えて、チャンネルを回しまくっているんですが、所謂、「コロナ疲れ」しそうなので気をつけております。色々なコメンテーターがいて、誰が悪いからこーなったとかばっかり言ってたりする人もいて、なんだか呆れてきちゃって。そんなこと言っている余裕なんかないんですけどね、こっちは。。。批判内容に耳を傾けて、「お!この人は私たちの気持ちや私たちが望むことを心から代弁してくれている!」とか、観る目も変わってきますよね。こうして世の中の情勢に目を向けながら緊張の日々を過ごしているというのに、すごい動画を配信しますね、日本のトップ!ご夫人はお花見だって旅行もしちゃうよ!そこは宇宙なのか??と、思わずツッコミ入れますよ。世の中がここまで混乱しているときだから、個人が自分の考えや行動を見直して、冷静に、広い視野で物事を考えていかなくちゃいけないなって思います。自分がこうなったらどうなるのかとか、そうすると周りにどんな影響を与えるのかとか。若い人がどうとかって言いますけど、そうでもないですよね。まずあのご夫人がいい例である。年齢は関係ないと思います。さっさと感染しちゃえば免疫がつくとか、この状況を軽く受け止めている大人だっています。お湯を飲めば感染しないってデマニュース、私のところにも流れてきました。明らかにおかしいニュースを、パニックになって拡散させてしまう大人もいます。トイレットペーパーやら色んなものが街から消えたとき、空っぽの棚を写真に撮っている大人も多く見かけました。スーパーやドラッグストアで声を荒げている大人も見かけました。レジで無茶な言い訳をして個数制限をどうにかしようとする大人も見かけました。コントのようでした。全部、若者ではなかったぞ。悲しいことに、大人の差別行動まで問題となっているとのこと。


 感染したら自分で治せますか?医療現場の状況を考えたら、簡単には「感染しちゃえばいい」なんて思わないはずです。あなたは軽症で済むかもしれない。でもそのせいで誰かの命を奪ってしまうかもしれないんです。最期のお別れもできないんです、このウイルスってやつは。別の病気を治療中の方も多く通院・入院されています。病院の皆さんは朝から晩まで病気の人を看護してくださっています。その上、コロナウイルスの恐怖とも闘っていらっしゃいます。そして、皆さんにもご家族がいます。自分のことだけでなく、周りの人がどうなるのかまで考えてほしいです。ましてや、そういった方々に対して「感染するから近寄るな」なんて、あんまりです。何様じゃ!スーパーやドラッグストアで働いている皆さんだって、私たちのためにお店を開けて日常生活に必要なものを提供してくださっている。そんな皆さんに当たり散らすとは、あんまりです。家で枕でもボスボス叩いて憂さ晴らししたらいい。宅配便のドライバーさんにアルコールをかける・・・おいおい、ドライバーさんは人間ですよ。自分の手を消毒しなさいよ。SNSの使い方も気をつけないといけないと思います。その言葉を、写真をアップすることで、それを読んだ人、見た人にどんな影響を与えるのか、一度考えないといけないですよね。たくさんの人がパニックに陥りました。ウイルス同様、世界中に拡散されることを考えたら、ちょっと別の意味で恐怖を覚えました。使い方次第で、とんでもないことになる時代です。


 経験したことのない日々を過ごすなかで、苦境時にいつも感じるのは、人のあたたかさです。あったかい人たちが世界にはいっぱいいる。あったか話に心が救われます。私も今、こうして心穏やかに過ごせるのは、日頃からたくさんのあたたかい心をもらっているからです。2019年度の学習は何とか3月中に修了することができたのですが、それもどうなるか分かりませんでした。そんなとき、あるお母さまが、「こんな大変なときにレッスンをしてくださってありがとうございます」と、消毒剤をくださったんです。お子さんがいつも英語の日を楽しみにしていると。お手紙をくれた友人もいます。こんな状況になっても、周りの人のことを考えられる人たちがたくさんいて、その存在がとても頼もしく、それが力となって、今、こうして耐えることができています。保護者の皆さん、友人、家族、ありがとうございます!そして、元気いっぱいのエネルギーをくれるのはnicoキッズのみんなだ☆ 希望者を対象に遠隔でのやりとりを始めましたが、その変わらない姿にすごくホッとしています。みんながまた元気に教室に来てくれる日を楽しみに、今日もオイラはヒゲダンスを踊る♪ なんてね(笑)いつかみんなでヒゲダンス踊りたいな〜。。。


今年はこちらの人気者兄弟を描いてみました♪

あ、ピコ太郎さんも復活させちゃう?

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