あぐらをかいた大人たち
Hello! 講師のYUKIです。
新緑が清々しい季節ですね♪ 先日、爽やかな新緑を味わいたくなり、久しぶりに筑波山に行ってきました〜。今日は、ちょっと笑えた小話から。
この日は団体の学生さんが多く、頂上までの道のりは、若さ溢れる声に包まれておりました。中には、学校の行事で山登りなどしたくもないといった子もいるようで・・・ちょっと気になる元気な高校生らしき女の子に会いました。彼女の山登りはこんな風にスタート・・・
「あー、なんで晴れるんだろうー!信じらんないんだけどー!雨降ってこないかなー!暑いー!ファンデーションついちゃったしー!(←化粧してるんかい!)」(他にもワーワー色々なことを叫び続けておりました)
と、それはそれは見事な美声でして。ホントに雨降ってきちゃったらどうすんのよー、と静かに反論する私。。。まぁ、ちょっとした騒ぎを始めたのです。そしたら、
「あー、こうなったら頂上に着くまでに花沢さん(サザエさんに出てくる女の子)のモノマネをマスターしてみせる!(←なんで??)」
と、何だか面白いことを始めたもので、そのマスターぶりを観察することに。
「イソノ〜!イソノ〜!」・・・
(!? それは、中島くんだよ!!花沢さんは、「イソノくん」でしょ。)と、心の中でツッコミながら、共に頂上を目指しました(笑)そんな中、鶯の美しいさえずりも聞こえてきます・・・
「イソノ〜!」「ホーホケキョ〜♪」「イソノ〜!」「ホーホケキョ〜♪」・・・
とまぁ、イソノvs ホーホケキョの共演が笑えてくる道中でありました(笑)なんだかんだ言って、元気に登ってるじゃないのよ、お嬢さん!頂上に着くと、先生に「ジュースおごってくれ。」と懇願しとりました(笑)革靴で登っている先生等々、個性豊かな学校でしたね〜。
話は変わって・・・そんな爽やかな季節ですが、最近のテレビではスッキリしないニュースが日々流れていますね。。。それが政治家や教育者が起こしているというから、非常に残念でならない。筑波山に行ったこの日も、ある大学のトップが意味不明な会見をしていましたし。山で出会った若者たちももちろん、この騒ぎを見ているだろうと思うと、大人として心が痛みます。イソノくん女子は今、何と叫ぶのだろう・・・?すごいだろうな。
「プライドって何だろう?責任って何だろう?」・・・社会に出ると、そういった場面によく出くわすもので、それが原因のあれこれに巻き込まれることもある。きっとあの学生も、そう思ったのではないかな、と考えてしまいました。やってしまったことを潔く受け止めて、勇気を持って言葉を口にした姿に、「真実はただひとつ、乗り越えて・・・」と、心の中で強く思った。真実にたどり着くまでに、どうしようもない大人たちの姿が日々画面に映し出されていて、「かっこ悪いな」と、溜め息がもれる。。。
若い子たちはこれから先、色々な人間と出会うことになりますが、「自分はこうなりたい!」と思える人と、「こうはなりたくない!」と思う人を、若い頃に自分なりに見極めることが、将来の自分を変えると思うのです。そのために、色々な場所で、人との関わりを経験することが大事だなぁ、と学びました。苦しい経験はしたくないものですが、それもまた必要なことだと学びました。
私は中学時代に信頼できる先生と出会いました。20代前半で信頼できる上司と出会いました。そして20代最後に信頼できる先輩と出会いました。とても幸せなことだと思っています。3人の方には共通することがありました。それが、私が「こうなりたい」と思う存在なんだなぁ、と気づきました。反対に、絶対にこうはなりたくないと思う姿も知りました。そしてやっぱり、共通することがありました。
こうして色々な人に出会うことで、強さや勇気・自信を持つことができることもあれば、絶望ということを知ることもある。絶望してしまったときに助けてくれるのが、信頼できる人の存在です。若い子には積極的に周りにいる人たちと関わってほしいなぁ、と思うんです。最近では、上司や先輩とあまり関わりを持ちたくないという子もいるそうですが、もったいないなぁ、と思います。自分が知らないこと、知らない世界をたくさん教えてくれる人たちがたくさんいるから。学ぶ人がいないような環境なら・・・どうする?それもまた自分への課題であって、人生の分かれ道ですよね。その色に染まるのか、それとも違う色を探しに行くのか。
情けない大人たちを見てしまって、そこから学ぶことはない、なんて最初から諦めてしまっている若者もいると思います。人間よりもネット先生に頼るなんて時代の風潮もありますね。・・・大人の責任かな。でも、生身の人間から学ぶことで視野は広がるのだと、子どもたちには伝えていきたいです。人間関係に悩んだら、自分から進むべき道を切り開いていってほしい。「自分で課題を見つけて、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、問題を解決する」、日本の教育もそういった力を身につけることに力を注ぐということなので、期待したいと思います。あぐらをかいている大人たちよ、他人事と思わずに、若者たちのために学んでいきましょうよ!彼らが将来を絶望することのないように。
「イソノー!!」
ちょっと叫んでみたくなってしまった(笑)
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