“書く” 楽しさを♪

 Hello! 講師のYUKIです。


 今年の春はいつなんだろう??という感じで、つい最近までは冬の寒さでしたし、そう思ったら急に夏日に近い気温になったりと、いよいよ日本でも四季を味わうことができなくなってしまうのかなぁ、、、と覚悟するようになりました。だからなのか、春を感じられる桜の存在を、いつも以上に大切にしたくなりますね (*^^*) ゆっくりお花見したいけれど・・・人!人!人!(^^;)


 さて、新年度クラスがスタートして2週間が経ちました!早いものですね。3月最終週は、2023年度最後のレッスンで、レッスン参観を実施しました。年に3回あるレッスン参観では、何か特別なことをするわけではなく、いつも通りのレッスンをご覧いただいています。他のスクールから編入される生徒さんの保護者様からは、こういった機会はとてもうれしいとの声をいただきます (^^) 子どもが英語を話しているのを見たことがない、面談はあるけどレッスンは見たことがない、参観は発表会だから普段はどんなことをしているのか知りたかった、そのような声が多いです。親御さんからすると、レッスンではどんなことをしているのだろう?お友だちとどんな風に学習しているのだろう?先生とはどんなやりとりをしているのだろう?どれくらい英語を使えるようになっているのだろう?などなど、気になることって多いですよね!なので、普段通りのレッスンをご覧いただくことで、保護者の皆さまには日頃のモヤモヤをスッキリしていただけるのではないかと思っております。2023年度最後のレッスン参観も、保護者の皆さまに楽しんでいただけたなら、とてもうれしく思います (^^)


 小学生・中学生の年度最後のレッスンでは、1年の締めくくりとしてロングスピーチに挑戦するクラスがあります。自分で内容を考え、構成し、文字にし、(暗記して) 発表する。なかなかの課題です。こういった場面でいつも思うことは、母語における思考力や言語運用能力が大きく影響するということです。どういうことでしょうか??実際の生徒さんのノートをご覧ください。

 こちらのクラスでは、自己表現に注目した会話活動をしており、各学習ユニットの最後にはスピーチやスキット、Show & Tellなどの発表があります。こうした活動を積み重ねて、1年の最後に自分でスピーチを書き上げます。内容は身近なことでOKです。子どもたちが自分の言葉で楽しく表現できるからです。幼児・低学年の頃から様々な活動を通して自己表現力やその表現方法を培ってきたお子さんは、短時間で伝えたいことを整理し、わかりやすい内容で構成することができるようになります。そして今度はそれを自分が知っている英語で表現します。

 とても難しい内容を書くわけではないですし、これまで学習してきた英語で構成するのですが、それでもなかなか簡単にできることではありません。でも、こうしたことは将来的に見ると、要約英作文、エッセイ、Eメールなどなど、様々な場面でとても役に立ちますよね。


 そして、ただ発表して終わり!ではありません。聞いている側にも大切なことがあります。相手の話を “聴く” ことです。発表後、コメントだけでなく、質問が生まれると、活発なコミュニケーションが発生します。無関心な聞き手、発表する側だったらどう感じるでしょう。こんな話を聞いたことがあります。海外の取引先の会社を見学し、「本日はありがとうございました。」だけで帰ってしまう日本人はよく思われないと。確かにそうですよね。向こうはわざわざ時間を作って案内をしてくれているのだから。そうならないよう、子どもの頃からこうしたマナーや習慣は身につけたいもの。教室の子どもたちは、私が振ってくるのを知っているので、発表のたびに身構えているかもしれません (笑)


 ズバリ!ライティングだって、最初は楽しく取り組みたいですよね。幼児クラスからその一歩は始まっていて、最初は絵で表現し、小学生になったら少しずつ文字で表現できるようになり、文章が書けるようになり・・・自然とできることが増えると、楽しい気持ちも生まれます。幼児期からアルファベットをものすごく書かせるとか、小学生らしくないトピックのスピーチを書かせるとかはしません。子どもたちが書いたものを尊重し、真っ赤な添削もしません。間違いは自分で気づくようになります。それが、大事かなって。人が添削したものって、実はほとんど見返してないものなんですよね。ライティングに対して楽しい気持ちを保ったまま中学生になれば、試験などで真っ白な用紙に自分で英作文することも怖くなくなります。「書くことって楽しいな♪」と思える気持ちを育てることが、小中学生にはとっても大事だと思います。

まずは絵で表現することを楽しもう♪

ポスターで自分が伝えたいことを発表しよう♪

スライドを作ってプレゼンしよう♪


 とはいえ、簡単にはできないのも正直なところです。書くためには、書きたいことがなくては書けません。自分の言葉で表現する日本語力も必要になります。つまり、日頃から様々なことに興味を持ち、様々なことを観察し、様々なことを想像し、様々な言葉を使う、そんなことが、より豊かな表現で作文することにつながります。日本語で思考するお子さんの場合、日本語って大事なんですよ、本当に。


 私は保護者の皆さまに、お子さんと会話をする時間を大切にしてほしいと伝えています。特に幼少期のお子さんには大切なことです。もちろん、小学生も中学生も高校生も、様々な母国語表現を知ってほしいし、おうちの方やお友だちだけでなく、色々な大人とたくさん会話をしてほしいと思っています。そうすると、言葉の使い方を知ることができるし、他者を意識した言語コミュニケーションもできるようになります。そういった習慣が、外国語上達にもつながります。豊かなコミュニケーションの土台は、親子の会話なのではないかと思うのです。

 余談ですが、先日、外食先で見かけた、ある親子のお話をします。そのテーブルにはお母さんと3人のお子さんが食事をしていました。食事が運ばれてくるまで、食事中、食後、と、終始とても楽しそうにお話をしているんです。幼稚園生と小学生くらいのお子さんだったかな。お母さんの手やテーブルの上にはスマホはありません。お子さんたちのお話にしっかり耳を傾けていらっしゃって、とても楽しそうで!いつもそうだからなのか、お子さんたちの話す言葉もとてもしっかりしていました。こういった光景は今の時代、とてもめずらしいことなんですよね。食事中も、電車での移動中も、お散歩中も、あらゆる場面で人々がスマホを見ている光景が当たり前になりました。つまり、そこにコミュニケーションは起きていないわけで。。。英語どころじゃないですね。犬の散歩でさえも、犬を引きずってスマホに夢中、そんな悲しい光景も多く見かけるようになりました。。。


 便利なスマホ、なんでもかんでもスマホ。良さもあれば考えなくてはならないことも多いと思います。AIに支配される世の中なんて来るはずない!とか思っていたけれど、人間が人間らしい力を失ったとき、まぁ、、、あり得るのかもしれない、と近頃は思うようになりました。そしてその勢いは凄まじいな、と。日々耳にするニュースが恐ろしい。。。そんなことにならないよう、私は英語指導というものを通して、子どもたちが人間らしい力・・・考える!話す!聴く!伝える!感じる!書く!力を失わないよう、めまぐるしい日々と向き合っていきたいと思います。たまには、耳のうどん的なもの (笑) を外して、色々な音や声を聴いて、スマホから目を外して、自分の目で自然の美しさや美味しいものを味わって、目の前の人と笑顔で会話を楽しんでみましょうよ♪ コミュニケーション力を失わないためのちょっとした一歩です (^^) “The most important thing in communication is hearing what isn’t said.” by P. Drucker


久しぶりのららさん登場🐕

動物って、人間のことよーく観察しているんだよ〜



nico english pod

ニコ イングリッシュ ポッド こどもから大人までの英会話教室

0コメント

  • 1000 / 1000