永遠のおかっぱガール

 Hello! 講師のYUKIです。


 天高くYUKI肥ゆる秋・・・暑さが長引きましたが、少しずつ秋を感じるようになりましたね。夏バテした胃袋も完全復活しまして、元気に秋を迎えております!食欲ありすぎ〜、どんだけ〜、であります(笑)あんぱん片手にカレンダーをめくると、今年も残すところ3ヶ月・・・1日が、1週間が、1ヶ月が、1年があっという間に過ぎていく・・・年々、時の流れというものをしみじみと考えてしまう。だから、今という一瞬が非常に愛おしいとでも言いましょうか。そんなお年頃です〜。自分の青春時代であった『平成』とお別れする日も近づいていますね・・・


 『平成』が始まった頃は・・・自分もまだ子どもで、今と比べたら別世界のような時代を生きていたような気がします。【話は脱線しますが、先日、数十年ぶりに公衆電話を使いました。スマホ、恐ろしい!】『平成』がスタートして数年後、あの大好きなマンガがアニメ化されたんですよね。あの時のたまらないワクワク感は今でも覚えています。“ピ〜ヒャラ♪ ピ〜ヒャラ♪ ”と言えば??そうです!『ちびまる子ちゃん』!その作者であるさくらももこさんが天国へと旅立ったと知ったときは、なんというか、自分の中のちっちゃな少女が大きな声で泣いていました。今、とある本を片手にパソコンと向き合っています。『あの頃』の話を書いてみたくなりました。


 あの頃の日曜夕方の我が家の風景といえば・・・“スッチャラ・ラララ・ラッラッ♪ パフッ!”という軽快なリズムとともに始まる『笑点』で一笑いした後、「ハッチャン(8チャンネル)かけて〜!」と、孫から祖父へと命令が発せられ、“ピ〜ヒャラ♪ ピ〜ヒャラ♪ パッパパラパ〜♪ ”という愉快な歌とともに始まる『ちびまる子ちゃん』を観ながらキートン山田ばりにまる子&友蔵ペアにツッコミを入れ、“おさかなくわえたどら猫〜♪ ”と『サザエさん』宅におじゃまし、エンディングのミニコントでもう一笑いしてからの、サザエさんに導かれながら磯野家&フグ田家御一行とともに“カーン!”と家に押し込まれて、かの有名なシンドロームに陥るという流れであった。短い時間で、なかなか濃い内容の日曜日の夕方。今も同じような時間をお過ごしの方がいらっしゃいましたらご一報を(笑)その中でも群を抜いて大好きだった『ちびまる子ちゃん』。


 『ちびまる子ちゃん』との出会いは、小学生の頃。「りぼん」という、所謂、正統派少女マンガ雑誌に登場した『ちびまる子ちゃん』は、ちょっと異質なマンガでした。すぐにハマりましたね〜。キラキラした少女マンガとは別次元の、あの何とも言えない、ゆる〜いユーモアたっぷりの日常を描いたストーリーが自分の心にドキューンときたもんです。普通の日常生活の中で起こる、素通りしてしまいそうな場面を切り取り、あんなにもおもしろ可笑しくしてしまうさくらももこさんはすごい!そのマンガがアニメ化されると聞いた日には、放映開始日が待ち遠しくて待ち遠しくてたまらなかった。すでに大きな子どもになっていましたが (^^;) 何年間か全話録画して、何度も何度も見返しては笑った。VHSテープだったものですから、テープも伸びきるほど観ていました。実家の部屋にまだ残るVHSの山は、私の青春時代の一部だ。マンガで読む世界が、色が付いて、声が付いて、動きが付いてテレビに登場するものですから、昭和に生まれた少女にとっては大事件でした(笑)


 あれから世代を超えに超えて、今、自分の教え子たちが同じアニメを観ているというのだから、スゴイことだと思う。今の時代にも愛される理由は、素朴でユーモアのある素直な「人間らしさ」なのかな。特に現代は人間関係のストレスがすごいから、『ちびまる子ちゃん』のような、ほっこりした話が愛されるんだろうなぁ、と思う。日々の生活に疲れたとき、あの昭和の静岡県清水市の愉快な仲間たちに会いたくなる、っていう大人は意外と多いんじゃないかな。さくらももこさんにしか描けない、あの世界。本当に素敵な人を失った気がしてならない。。。

 こんなにも楽しい時間を長い間提供してくださったさくらももこさんには、ありがとうの気持ちが溢れ出てきます。同じ気持ちの大人がたくさんいると思います。今は亡き祖父母もまるちゃんが大好きでした。一緒に観て笑ったアニメは他になかったと思います。大人になった今も、ふとまるちゃんに会いたくなりますし、昔と変わらない清水市のみんなが大好きです。あぁ、やっぱり、寂しい。。。


 最近、自分の子ども時代・青春時代に活躍された方々が天国へと旅立たれたり、引退するということが多く、「あぁ、時代が変わっていくんだなぁ。」としみじみと思うのです。寂しいけれど、自分らしく生き抜いた方たちの人生を思うと、尊敬の気持ちが大きい。素敵な人生だな、って。大人になると、時間が過ぎるのが早く感じるものだから、毎日を一生懸命に面白く生きたいって思うんですよね。余裕がない日々の中でも、面白いことって意外とたくさんあって。そういうのが「私らしい」生き方なのかなぁ、と最近思うようになりました。


 10年というのはあっという間です。どんな10年だったのか振り返るとき、「自分らしかった」のならいいか、と思うことにしよう。あの、日曜夕方ゴールデンタイムの弾むような気持ちを忘れずに、面白い人生を歩んでいこうと思います!天国のまるちゃんがそんな気持ちをこれからも私たちに送ってくれる気がする・・・永遠のおかっぱガールがくれたプレゼント☆



さくらももこさんのエッセイも大好きだった。宝物のひとつ。

消費税率が・・・(笑)

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